創業者、内山精一。
 昭和6年、単身で内山精工の前身となる内山鉄工所を興す。
 以来、生来備わった創造力と知恵をもって、近代設備の導入と技術力の強化を積極的に進め、農機具の修理から始まった小さな工場を、機械部品加工会社として富山県での地位を確かなものとするまでに育て上げた。
 生涯現役を貫き、その歩みを止めようとしなかった起業家は、平成10年3月26日、享年91歳でこの世を去る。が、折に触れて、自らの人生観を社員に語って聞かせたという内山の言葉は、内山精工の経営哲学として、今も生きている。


 

一.常に笑顔で人に接せよ

微笑みは心の言葉、微笑みに勝る化粧はなし


二.物を粗末にする勿れ

物を粗末にすることは自分自身を粗末にすることだ。すべての物には魂が宿ている。感謝の心を忘れるな。必ず思いが通じ合うもの。


三.おら我おらの、我を捨てよ

人は常に謙虚で感謝の心を忘れるな。そうすれば素直になれるし、自然に人の和が保たれる。


四.自然の理に反する勿れ

病むは血が濁るから。血が濁るのは“自然の理”すなわち、自然の法則に反する行いをしているからだ。身も心も常に健康であるためには、先祖や親を敬うべし。


五,互いに言葉の交流を大切にせよ

積極的に話しかけ、また相手の話に耳を傾け、相手の立場を理解し心を通わすことにより、人の和ができる。


六,損して得せよ。儲けすぎるな

お客様に喜んでもらうことで自分もうれしくなれば、徳を積んだことになる。ストレスをためずに健康で働くことができれば、きっと良いことが巡ってくるもの。何事も、“過ぎる”は災いの元。


七.あればあり。あればあり

悪い時があれば必ず良い時がある。これは“自然の理”すなわち、変化の法則なのだ。人のせいでも何のせいでもない。その時々をどう精いっぱい努力するかである。常に先を見て、今何をすべきかをよく考え改善していくこと。その積み重ねが大事なのだ。



八.人生にを持て

どんな小さなことでも、こうしたい、ああしたい、こうなりたい、ああなりたいと熱い思いを持ち続けること。そうすればおのずと目標が明確になり、実現に向けて行動が伴うもの。


九.企業はなり

どんなに世の中が進歩し設備が近代化しても、それを動かし管理するのはやはり人なのである。働く人の潜在能力を十分に発揮できる環境づくりこそ、人材を“人財”にすることになる。人を大切にせよ。人を失うことは財産を失うことになる。


十.会社の歴史は信用なり

長い歴史の中に、好・不況の波は幾度となくあったけれど、皆が一丸となって乗り切って今日に至っていることは、会社と社員の皆さんとの絆の強さの表れである。これは金融機関や地域社会からも信頼され、信用につながるものだ。